イザというときの安心が買えるありがたさ

( 札幌市・アシストホームで建てたKさん (施工・㈱アシスト企画))

Kさんは、「家づくりは一生で一番高い買い物。そこで、耐震性能を高めるなど、長く安心して暮らせる性能にしたかった」と、耐震等級2や長期優良住宅の認定を希望していました。

  • MIRAIE採用のきっかけ

    家づくりを考えた頃に道東方面で30年以内に大震災が起こる確率が極めて高いという発表があったばかりで、気になっていたそうです。制震については、ハウスメーカーの展示場などで「当社は採用しています」といったアピールは見たことはあったものの、具体的にどんなものかまでは知りませんでした。住宅会社をアシスト企画に決めた後、担当者から制震ユニットMIRAIEの話を聞きました。まだ同社がMIRAIE採用のモデルハウスを建てる前です。MIRAIEの特長を説明したDVDを借りるなどして詳しく調べました。

  • 引き渡し直前に震度5の地震を観測

    KさんがMIRAIE採用に踏み切った最大の理由は、「耐震性が高くてメンテナンスフリー。しかも公共建築物で多数採用されているので信頼できそうと」という点。2018年3月には導入を決定し、数ヶ月後に着工。
    そして昨年9月6日。建物は引き渡し直前で、Kさんは札幌中心部に近い地区のアパートに住んでいましたが、ものすごい揺れで物が倒れるなどの被害があったそうです。建設地は震度5強を記録した地域でしたが、現場に行ってみても外壁にひびが入るなどの被害は全くなかったとか。「やっぱり採用して良かった」とKさんは胸をなで下ろしました。9月下旬に引き渡しが終わり、新居での生活を開始しました。

  • 数十万で安心が買える

    そして今年2月21日の余震では震度5弱を記録。とても怖い思いをしたのでは、とKさんに尋ねましたが、「一瞬ドーンと大きめの揺れを感じましたが、すぐに揺れが弱くなりました」と不安を感じることもなかったそう。「まるで地震のゆれそのものにブレーキがかかった感じだ」と言います。Kさん邸はニッチなどがたくさんあり、そこに趣味の小物などをたくさん飾っているのですが、1つも倒れなかったそうです。
    「これから家を建てる人は絶対MIRAIEを採用した方がいい」とKさん。数十万円の費用で安心が買える。もちろん、その数十万円でキッチンをグレードアップするなどの選択肢はありますが、安心には代えがたい。そう思っているそうです。

    ※北海道住宅新聞2019年3月25日号掲載記事から抜粋